【東芝】 MK0200MAT

駆動用モータの薄型化などによって2.5インチとしては,世界最薄の8.45mmを実現した磁気ディスク装置で,1996年にサンプル出荷が開始された.当時,パソコン通信やインターネットの急速な普及により,オフィスや自宅から離れた場所でも情報の送受信が可能な,小型・軽量タイプの携帯情報機器に対するニーズが高まっており,このような携帯情報機器に搭載する記憶メディアをさらに小型・軽量化することが求められていた.また,ノートブックPCなどでも,限られたスペースにより多くの部品を実装できるよう,記憶メディアをはじめとする部品の小型化・薄型化が求められていた.このようなニーズに応えるために開発されたもので,重さも110gを実現した.また,消費電力も,バッテリー駆動の携帯情報機器を想定し,書き込み時2.3ワット,アイドル時0.7ワットを実現した.

MK0200MAT仕様
記憶容量 271MB
平均シーク時間 13ms
データ転送速度
(バッファ〜ホスト間)
ATA-2:PIOモード4,DMAモード2
ともに16.6MB
バッファ容量 128KB
外形寸法 厚さ8.45×幅70×奥行100 mm
重さ 110g
消費電力 リード/ライト時 2.3W アイドル時 0.7W
スリープ時 0.15W
エネルギー消費効率 0.0026W/MB

  
MK0200MAT