2000年11月,日本電気よりSAN対応ストレージとして,業界最大クラスである最大31テラバイトの記憶容量を実現した大型高性能ディスクアレイ装置iStorage S4100と中型ディスクアレイ装置iStorage S2100の2機種が発表された.iStorage S4100はディスクアレイの内部バスにトータル12ギガバイト/秒の能力を有すX-Barを採用し,Disk Enclosureを積み上げるビルディング・ブロック方式にすることで,高速ながら大規模なディスクアレイサブシステムを実現していた.iStorage S2100は,高信頼/高性能/高可用性を実現した中型のディスクアレイ装置であり,最大210台のファイバーチャネルインタフェースの磁気ディスク装置を搭載し,最大搭載容量9TBを実現していた.性能向上のため,最新のマイクロプロセッサ,ファイバーチャネルコントローラを採用し,新開発のアレイ制御用LSI2種を搭載していた.