【日本電気】 N3250/N3760ディスクアレイサブシステム

1994年12月,日本電気よりN3250/N3760ディスクアレイサブシステムがパラレルACOS PX7800とともに発表された. 大容量3.5インチディスクドライブを採用し,ディスクアレイ装置と処理装置を同一筐体とすることにより,省スペースでありながら,134.8ギガバイトという大容量を実現していた.また,入出力アーキテクチャをCKD方式からFBA方式に変更することで,ディスクの物理仕様に依存していたアドレス指定方式を,これらを意識する必要がないアドレス方式に変更し,異なる機種のディスク装置間でファイルサイズの設計やJCLの変更を不要にできた.さらにRAID-1,3によるドライブの冗長構成を実現することで,高信頼性を実現していた.


N3250ディスクアレイ処理装置の諸元
キャッシュ容量(MB) 128〜2048
不揮発性メモリ容量(MB) 最大64MB
チャネルデータ転送速度(MB/s) 4.5〜6
ディレクタ数 2,4
最大接続論理スピンドル数 32
装置寸法(mm)(装置全体) 880(W)×760(D)×1560(H)

N3760ディスクアレイ装置
RAID方式 RAID-1,RAID-3
筐体あたり容量(GB) 最大134.8
装置容量(GB) 8.4/16.8
論理スピンドル容量(GB) 2.1/4.2
論理スピンドル数 4
平均シーク時間(ms) 10
平均回転待ち時間(ms) 4.2
データ転送速度(MB/s) 6〜10

  
N3250/N3760