【東芝】 MK-130FA

東芝が1988年1月に量産・出荷を開始した,3.5インチ磁気ディスク装置.MK-130FAシリーズには,ディスク枚数の違いにより容量が異なる3つのモデルがあった.

当時普及し始めていたラップトップPCは,デスクトップPCよりも一段と厳しいサイズの要求を,磁気ディスク装置に求めた.MK-130FAシリーズは,このような,ラップトップPCの,より小型の装置の要求に応えて開発された.

その後,より小型化を実現するために,HDDコントローラ内蔵型の開発も行った.また,ビット密度とトラック密度を向上させ,記憶容量の増加を可能にした,MK-230FB,MK-230FCの各シリーズの開発も行った.MK-230FBシリーズとMK-230FCシリーズの違いは,インタフェースのみであった.

仕様
  MK-130FAシリーズ MK-230FBシリーズ MK-230FCシリーズ
MK- 132 FA MK- 133 FA MK- 134 FA MK- 232 FB MK- 234 FB MK- 232 FC MK- 234 FC
容量(MB) アンフォーマット 22.9 38.2 53.4 53.5 124.8 53.5 124.8
フォーマット 18.0 30.0 42.0 45.4 106.0 45.4 106.0
データ転送速度(Mbps) 5 10 10
ビット密度(bit/inch) 13,600 30,590 30,590
トラック密度(track/inch) 1,000 1,016 1,016
記録方式 MFM 2-7RLL CODE 2-7RLL CODE
回転数(rpm) 3,600 3,600 3,600
平均アクセスタイム(msec) 25 25 25
シリンダ数 733 856 856
ディスク枚数 2 3 4 2 4 2 4
データヘッド数 3 5 7 3 7 3 7
外形寸法(W, D, H) mm 101.6×146.0×41.3 101.6×146.0×41.3 101.6×146.0×41.3
重量(kg) 0.8 0.8 0.8
インターフェース ST-506/412 SCSI ATバス

  
MK-130FA