日本電気は1971年10月,記憶容量100MBの14インチディスクパックを使用するN276磁気ディスク装置を,NEACシリーズ2200モデル375,575とともに発表した.初出荷は1973年8月.本装置はIBM3336相当の磁気ディスク媒体を使用している.シーク時間,回転待ち時間の短縮がされており,またディスク制御装置N266の制御下でオンライン動作と並行してオフラインディスクパック装置の診断が出来る等,操作性や保守性の向上が図られている.
全記憶容量(百万字/パック) | 97.8 |
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シークタイム(msec) | 10〜55,平均30 |
平均回転待ち時間(ms) | 8.4 |
データ移送速度(k字/s) | 806 |
ディスク径(inch) | 14 |
ディスク枚数/パック | 12枚 |
記録面数/パック | 19面 |
シリンダ数/パック (( )内は交替用) | 404+(7) |
記録方式 | MFM |
記録密度(bpi) | 4040 |
トラック密度(tpi) | 192 |
回転数(rpm) | 3,600 |
装置寸法(mm) | 600(W)×1250(D)×1000(H) |