【日立】 2050/32, 2020/32

日立クリエイティブワークステーション2050/32は,従来の端末装置と高機能パソコンの機能を統合し,今後のOAの中核となる創造的な業務分野にも適用できるワークステーションとして開発された.
2050は16ビットマイクロコンピュータを採用したが2050/32では高速32ビットマイクロコンピュータ68020を,2050/32Eでは同じく68030を採用し,高速処理を行う.

OSはUNIXをベースにマルチウィンドウ機能,日本語処理機能を加えたHI-UXを採用した.

アイコンとコマンドメニューで命令を指示する分かりやすいマンマシンインタフェース,さらにディスプレイはフリッカーレス,反射防止処理(ノングレア処理),上方向15°チルト,下方向5°,左右60°スウィーベル機構を有しエルゴノミクスに対応.

日立パーソナルワークステーション2020/32は2020の後継モデルで,32ビットマイクロコンピュータ386を搭載.また,2020/32Eは386SXを搭載し,システム装置の設置面積を約50%削減したコンパクト設計.

2050/32,2020/32の仕様
  2050/32 2050/32E 2020/32 2020/32E
プロセッサ 68020(20MHz) 68030(25MHz) 386(20MHz) 386SX(16MHz)
数値演算プロセッサ 68881 68882 387 387SX
キャッシュメモリ 64KB 64KB 64KB
メモリ容量 4〜16MB 4〜52MB 2〜16MB 2〜4MB
フロッピーディスク 3.5インチ1台 3.5インチ1台 5.25インチ1台 3.5インチ1台
ハードディスク 88MB 168MB 40/80MB 40MB
ディスプレイ 12/15/20インチ
カラー
12/15/20インチカラー
液晶モノクロ
15/20インチカラー
15インチモノクロ
15/20インチカラー
15インチモノクロ
発表時期 1988年5月 1989年8月 1988年5月 1990年3月

 
日立クリエイティブワークステーション2050/32日立パーソナルワークステーション2020/32