東芝が開発した汎用機TOSBAC-3400シリーズ用のOSであり,科学技術計算を第一の対象として開発された.TOPSシリーズには,磁気ドラムベースで連続ジョブ実行を可能としたTOPS-1から,磁気ディスクベースでマルチディメンジョン処理を可能としたTMSまで,システム構成や機能進化に応じた多彩なバリエーションがある.
- TOPS-1
- TOSBAC-3400モデル20,30のAシステムと呼ばれる構成の,磁気ドラム・紙テープ読取装置ベースで連続ジョブ実行を可能としたOSであり,1964年に京大と東芝の共同開発が完了した.TOPS-1に先立って両社共同で試作したKT-FORTRANとFORTANモニターの技術がベースとなった.TOPS-1の機能構成は以下のとおりである.