富士通・パナファコム(現PFU)の32ビットスーパーミニコン「A(エース)シリーズ」の上位グループの製品の総称.1987年4月に発表されたA-300,A-400,A-500およびA-600の4機種を始め,その後に追加された最上位機A-700,性能を強化したA-300IIおよびA-400IIからなる.
スーパAには,富士通のブランドとしてFACOMとパナファコムのブランドとしてPFUの2つのブランドがあったが,FACOMは1990年5月以降はFUJITSUに変更された.
A-300 | A-400 | A-500 | A-600 | A-700 |
A- 300II |
A- 400II |
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発表時期 | 1987年4月 | 1988年5月 | 1989年5月 | ||||||
CPU | アーキテクチャ | Mシリーズアーキテクチャにミニコン機能を追加 | |||||||
主要論理素子 |
20,000ゲート/チップ CMOS LSI |
3,000ゲート/ チップ ECL LSI |
20,000ゲート/ チップ CMOS LSI |
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キャッシュメモリ | 24KB | 32KB |
ローカル キャッシュ32KB グローバル キャッシュ1MB |
24KB | 32KB | ||||
高速演算処理機構 | オプション(浮動小数点演算高速化機構) | ||||||||
主記憶 | 記憶素子 | 1Mbit DRAM | |||||||
記憶容量 | 7〜31MB | 15〜63MB | 15〜95MB | 11〜31MB | 15〜63MB | ||||
エラーチェック | ECC (1bit誤り自動訂正,2bit誤り検出) | ||||||||
バスサポート |
FSbus 6MB/s ×1 |
FSbus 6MB/s×2 |
FSbus 6MB/s ×1 |
FSbus 6MB/s ×2 |
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OS | SX/UTS(UNIX System V),OVIS/S(Mシリーズとの親和OS) |
(注) 上記の諸元は発表時のもので,その後の改良で変更されている場合がある.