【日立】 HITAC 20

HITAC 20はHITAC 10IIの上位機に当たるミニコンピュータで1975年に発表された.アーキテクチャは16ビット汎用レジスタを持ち,マイクロプログラム方式を採用することにより命令数90(オプションで32命令追加可能)を数えた.主記憶装置は磁気コアまたD-RAMを用いたICメモリで最大64語である.紙テープデバイスの他フロッピーディスクなど磁気デバイスも多数サポートしており,入出力装置は最大256台接続できる.新たにコンソールディスプレイの採用によってソースプログラムの修正を容易に行えるようにした.通信関係では調歩同期,SYN同期,HDLCなど多様な通信制御装置を持ち,大学間ネットワークなど各種ネットワークの制御装置として多く用いられた.また,メインフレームであるHITAC Mシリーズのチャネルコンバータを用い,ラインプリンタ,カードリーダを接続することによって,遠隔地からメインフレームのジョブの入出力が可能となった.さらに,このエンジンを用い都銀向け第2次オンラインシステムの端末制御装置として活躍した.ソフトウェアはPS20で,制御プログラム,ユーティリティの他,言語プロセッサとしてFORTRAN(JIS7000),マクロアセンブラを有する.


  
HITAC 20