【日本電気】 NEAC-2200

米ハネウェル社との技術提携により,NEAC-2400,3400,2800,3800に続いて開発された経済性に優れた小型コンピュータで1964年4月に発表された.カードシステム,テープシステム,リアルタイムシステム,バッチシステムのいずれにも使用可能で,月当たりのレンタル料は80万円と安く,所要面積は21.5m2と小さい(ともに基礎システムの場合)ことが特長である.

コントロール・メモリ,メイン・メモリのスピードがそれぞれ250ns ,1μsと高速で,付加装置をつけることなく,計算をしながら同時に4つの周辺装置を動かす同時処理能力を有している.メイン・メモリは2,048字〜32,768字,周辺装置は磁気ドラム装置,磁気ディスク装置,オートスキャナ装置,MICR,通信制御装置など広範囲にわたる.したがって,小規模システムから大規模システムへ容易に拡張できる.


  
NEAC-2200