国際標準や業界標準に準拠した三菱電機エンジニアリングワークステーションで,1988年に発表された.
CPUにはMC68030(16.7,20,25MHz),MC68882/1(FPP)を採用,OSはUNIX System V R3.0 + 4.2BSDを搭載し,XウィンドウV1.1,日本語JAE2.0,Ethernet(TCP/IP),分散ファイルシステムNFS,グラフィクスGKS(レベル2C),VMEバス等の標準インタフェースを採用している.
ソフトウェア開発や技術文書作成などに適したME100(16MHz),本格的な解析処理や技術計算,CAE/CADに適したME200(20MHz),グラフィックエンジン搭載を搭載し,高度な解析処理や技術計算,CAE/CAD,高速描画が必要なアプリケーションに適したME400(25MHz)の3モデルから構成される.
三菱電機の特徴あるソフトウェアとして,文書処理,CAD図面編集,ジオメトリック図形編集,グラフ作成,イメージ編集,数式・記号編集などの機能を備えた「マルチメディア文書処理」,制御回路のような接続情報を持つ図面の編集などに威力を発揮する「スキマティックデザインシステム」,ソフトウェア開発における品質の確保と生産性の向上を目指した,HCP図によるプログラム構造化設計を容易にする「MELPEC」などを提供している.