【富士通】 OASYS Mariott plus

インターネット通信機能の標準装備,デジタルカメラとスキャナからのカラー画像の入力機能を内蔵した機種として,1997年5月,OASYS LX-4500T plusと共に富士通から発表された.OASYS Mariott plusは特に家庭での新情報機器「ホームプロセッサ」と位置付られていた.共に,OASYS LX-3000以来のタッチオペレーション機能を継承.OASYS Mariott plus は次の特徴をもつ.

(1) 多彩なカラー画像入力に対応
デジタル画像時代への対応力を高めるため,1670万色に対応した内蔵カラースキャナからのカラー画像の取込みに加え,デジタルカメラからの画像を容易に取り込める機能を装備.
(2) 33.6 Kbpsの高速モデムを内蔵
一般の電話回線では最高クラスの通信速度により,家庭にて,インターネットやパソコン通信あるいはFAXの快適な利用を可能にした
(3) タッチブラウザ
家庭からの容易なインターネット利用を目指した,指タッチでのブラウザの利用を可能にした.マウス操作に不慣れでもブラウザを容易に操作可能.
OASYS Mariott plus / OASYS LX-4500T plus 諸元
モデル名Mariott plusOASYS LX-4500T plus
デザイン BOXタイプ
(スライド式ディスプレイ,水平プリンタ搭載)
ラップトップ
発表時期1997年5月
入力 キーボード:親指シフトキーボード又は JISキーボード
タッチオペレーション(指タッチ,ペン)
内蔵カラースキャナ 1,670万色
解像度:400 dpi(モノクロ最大),200 dpi(カラー最大)
内蔵モデム 通信速度:最大 33.6 Kbps
印刷 昇華印刷(フォトプリント)対応, SMDP(*1)熱転写
印刷速度:252文/s(8ポイント文字,行間3.2mmの場合)
ディスプレイ 高輝度バックライト付きDSTN(*2)カラー液晶640ドット×480ドット
ズーム表示:8×8 / 12×12 / 16×16 / 32×32ドット
外寸 本体:373(W)×154(D)×286(H)mm(突起部除く)
キーボード:365(W)×200(D)×40(H)mm
376(W)×382(D)×95(H)mm(突起部除く)
重量7.4 kg5.7 kg
消費電力22 W(最大59 W)22 W(最大58 W)

(*1) SMDP (Semi Micro Dry Process): 熱転写印字方式のひとつ.
(*2) DSTN (Dual scan Super Twisted Nematic): STNを改良した液晶の種類のひとつ.TFT方式の液晶に比べ低コスト化を図りやすいとの特徴があった.


  
OASYS Mariott plus