【日立】 HITAC S-820

スーパーコンピュータS-810の後継機.1987年7月に発表され,同年12月に1号機が出荷された.このコンピュータは,複数の命令を同時に処理する命令並列パイプライン制御に加え,複数のベクトル要素を並列処理する要素並列パイプライン制御を新たに備えた.

またベクトルレジスタには,7Kビット・2.5nsの高速RAMと2,500ゲートの論理素子を1チップに納めた超高速メモリ素子を開発し,シングルプロセッサとしては1秒間に30億回の演算を行う世界最高速を実現した.

このほか,スーパーコンピュータでは世界初の動画像出力機構を搭載した.

S-820概略仕様
  S-820/15 S-820/20 S-820/40 S-820/60 S-820/80
最大性能 0.25
GFLOPS
0.375
GFLOPS
0.75
GFLOPS
1.5
GFLOPS
3
GFLOPS
べクトル命令数 90
ベクトルレジスタ 128語×32 256語×32 512語×32
ベクトルマスクレジスタ 128語×16 256語×16 512語×16
スカラレジスタ 32(64ビット)
ベクトルアドレスレジスタ 48(32ビット)
バッファ記憶 128KB 256KB
主記憶容量 32〜256MB 32〜512MB 64〜512MB 128〜1,024MB
拡 張
記 憶
容量 0.25〜12GB 0.5〜12GB 0.5〜24GB
最大転送速度 1GB/秒または2GB/秒
チャネル数 16〜64
発表時期 1989年11月 1988年5月 1987年7月

HITAC S-820/60HITAC S-820超高速ベクトルレジスタ用LSIHITAC S-820大形論理用パッケージ