初代レッツノートAL-N1は,まだ「モバイル」という言葉も一般化していなかった1996年6月に発売された.AL-N1は下記のようにその軽さとサイズなど多くの特徴を持っているが,レッツノートのモバイルの特徴はこの初代機から存在している.
- (1)大きさ・性能・価格のバランスが非常によい.
- (2)B5サイズで約1.47kgの軽さを実現した.当時ノートパソコンは軽くても2kgであった.
- (3)画面サイズはSVGA(800×600ドット)を採用し,TFT液晶を搭載した.当時は画面サイズもVGA(640×480ドット)のSTN液晶が普通だった.
- (4)バッテリーを2本搭載可能で,長時間の使用にも十分耐える設計が行われた.
- (5)プロセッサとしてPentium(120MHz),RAM16メガバイト,HDD810メガバイトを搭載し,OSはWindows 95(正規版)を採用した.
1997年6月には光学式トラックボールを搭載したモデルAL-N2を発表,1997年7月には,ドライブを内蔵したA4スリムモデルのAL-N3を発表した.