【ソード】スマート・ホーム・コンピュータM200シリーズ

 ソード(現東芝パソコンシステム株式会社)は,1977年9月,スマート・ホーム・コンピュータM200シリーズを発表した.

 このコンピュータは,本体,キーボード,CRTディスプレイ,FDDを一体にして,机上に置いて使用できる日本初のデスクトップ・コンピュータであった.CPUにはザイログ社のZ-80を採用し,ソフトウェアとしてディスクオペレーティングシステムMFDOSを標準装備していた.プログラミング言語にはSORD Extended BASIC plusを用意していた.このBASICは,インタープリタの使いやすさとコンパイラの能率の高い処理速度をあわせ持つ中間言語構造を持ちMFDOS上で動作した.

M200の諸元・仕様
CPU Z80A(4MHz)
ハード演算装置 AMD9511
メモリ 64KB+ROM 8KB
キーボード JIS改良版(電気,コマンドキー,ファンクションキー付き)
CRT 12インチ・フラットフェース・グリーン文字モニタ
表示文字 80桁×24行
FDD 5インチ(350KB)1台(max.4台)
サイズ W50×H44×D55cm
重量 30kg

 M200シリーズは,M203,M223と追加されていき,1979年11月に発表されたM223 mark VIは,ハードディスクを標準装備していた.


 
M200M203 MarkIII M223 markIII