【日立】 FLOA300シリーズ

省スペース,見やすさ,使いやすさを実現した「スリムデスクトップ」FLORA300シリーズが1997年3月に日立製作所から発表された.

13.3インチ液晶ディスプレイ搭載PCとしては,業界最小の奥行き幅19cmと大幅な省スペース化(従来のCRTディスプレイを採用したデスクトップPCに比べ約1/3)を実現した液晶一体型モデル「FLORA310」など,スリムデスクトップPC「FLORA300シリーズ」2機種8モデルから構成される.

(1) 液晶一体型モデル「FLORA310」
 
  • 奥行き19cmを実現
  • 広視野角で鮮明な13.3インチスーパーTFT液晶ディスプレイをはじめとする大画面液晶とシステム装置を一体化.また,ディスプレイを見やすい角度に調整できるチルト機構も装備.液晶ディスプレイは13.3インチスーパーTFT,12.1インチHi-Addressing STN,12.1TFTの3モデルが用意された.
  • 高性能MMX Pentiumプロセッサ(200MHz)をはじめ,高速EDO DRAM,3.2GB/2.5GBハードディスク,平均10倍速CD-ROM,10BASE-TLANインターフェースが装備された.
(2) マイクロタワー型モデル「FLORA330」
 
  • 78(W)×320(D)×300(H)mmのマイクロタワー型スリムデスクトップPC.液晶ディスプレイとの組合せにより,従来のCRTディスプレイを使用したデスクトップPCと比べ,設置面積を約1/2に削減(当社比).
  • 高性能MMX Pentiumプロセッサ(200MHz)をはじめ,信頼性の高いECC付き高速EDO DRAM,3.2GB/2.5GBハードディスク,平均10倍速CD-ROM,10BASE-TLANインタフェースが装備された.
  • 広視野角で鮮明な13.3インチスーパーTFT液晶ディスプレイ(SelecTop),17/15インチCRTディスプレイとの組合せが可能.

ともに,本格的なPCの1人1台時代を先取りし,オフィスでの設置環境を考慮した省スペース性と,LANインタフェース標準装備をはじめとしたビジネスPCとしての先進性が,高い評価を受けた.

FLORA300シリーズ
モデル名 CPU
(周波数)
メモリ HDD CD
-ROM
LAN ディスプレイ
FLORA310
(液晶一体型)
MMX Pentium
(200MHz)
32MB 3.2GB
(IDE)
平均
10倍速
10BASE-T 13.3インチ
スーパーTFT
MMX Pentium
(166MHz)
Pentium
(166MHz)
2.5GB
(IDE)
12.1インチ
TFT
Pentium
(133MHz)
16MB 12.1インチ
HA-STN
FLORA330
(マイクロ
タワー型)
MMX Pentium
(200MHz)
32MB
(ECC)
3.2GB
(IDE)
平均
10倍速
10BASE-T 外付け
オプション
MMX Pentium
(200MHz)
Pentium
(166MHz)
2.5GB
(IDE)
Pentium
(133MHz)

 
FLORA310FLORA330