【日立】 FLORA3010DV

国内メーカで初めてマルチプロセッサ対応可能な(2個まで)デスクトップパソコン「FLORA3010DV」が1994年6月に日立製作所から発表された.

Pentium(90MHz)プロセッサを搭載し,マルチプロセッサ対応も可能(最大2個).また,3.3V低電圧駆動により,デスクトップながら省電力を実現した.メインメモリは標準で8メガバイト,最大128メガバイトまで拡張可能である.内部バスは,64ビットCPUバス,最新の高速32ビットバス・PCIバスを採用している.さらに,PCIバス対応の高速グラフィックアクセラレータ(Vision864)を搭載し,高速グラフィック表示を実現した.

CADシステムなどの高性能クライアントPCとして,また小規模LANサーバとして使用されることを想定していた.

FLORA3010DVの概略仕様
モデル名 3010DV60S2 3010DV60S3
CPU Pentiumプロセッサ(90MHz)
CPU構成 標準1プロセッサ(最大2プロセッサまで増設可)
メインメモリ 標準:8MB(最大128MB)
キャッシュメモリ 一次:16KB 二次:256KB
VRAM 2MB
表示モード SVGA,VGA
表示色 SVGAモード:6万4千色(1024×768),1677万色(640×480)
VGAモード:16色/26万色(640×480)
ファイル装置 FDD 3.5インチ×1(3モード 1.44MB/1.2MB/720KB)
HDD 528MB
拡張スロット PCI×2,ISA×3
OS MS-DOS5.0/V MS-DOS5.0/V+Windows3.1
(オンライン対応版)

  
FLORA3010DV