【日立】 FLORAシリーズ「FLORA 3020/3010」

業界初の「AX協議会の共通仕様AX-VGA」に準拠したパソコン・ワークステーションを統合ファミリー化したパーソナルステーション「FLORA」シリーズ5種が1991年5月に日立製作所から発表された.

「FLORA」シリーズは,上位機種に位置づけられる「FLORA 3020」と,下位機の「FLORA 3010」からなり,「FLORA 3020」では,デスクトップを2機種,「FLORA 3010」ではデスクトップ型1機種とラップトップ型2機種の5機種から構成される.

「FLORA 3020」は,企業内でのネットワークを指向するユーザに対応し,「MS Windows V3.0」上で,汎用コンピュータとの接続によりオンライン端末として機能する一方,OAソフトを同時実行する機種として位置づけられた.

「FLORA 3010」は,企業の部門内や小規模事業所,および一般ユーザにおける流通ソフト利用を主とした機種として位置づけられた.

ハードウェアの概略仕様
  シリーズ モデル名 CPU メモリ フロッピー
ディスク
ハード
ディスク
デスクトップ 3020
シリーズ
3020H 486
(33MHz)
4MB 3.5インチ×1 200MB
3020F 386
(33MHz)
4MB 3.5インチ×1 80MB
3010
シリーズ
3010D 386SX
(20MHz)
2MB 3.5インチ
×1-2
0-100MB
ラップトップ 3010LST
カラーTFT液晶モデル
386SX
(20MHz)
2MB 3.5インチ
×1-2
0-80MB
3010LS
モノクロ白液晶モデル
386SX
(20MHz)
2MB 3.5インチ
×1-2
0-80MB

 
FLORA3010LSTFLORA3020H