ifPEN30は,従来のパソコンでは常識となっていたキーボード入力を廃し,すべての入力をペンによって実現している.それにより親しみやすいユーザインタフェースと優れた可搬性を実現し,利用シーンを飛躍的に増大した.
ifPEN30のすべての操作はジェスチャと呼ばれる画面表示に対するペン操作で行う.また,日本語の入力は,従来の仮名漢字変換機能に加え,手書き文字認識を搭載しているため, 効率的な文字入力を可能としている.
1994年5月にはCPUをi486SX(33MHz)に強化したifPEN433が発表されている.
ifPEN30 | ||
CPU | i386SL3.3V版(20MHz) | |
メモリ | RAM | 標準4MB(最大8MBまで拡張可能) |
ROM | 256KB | |
ファイル | HDD | 2.5インチ(ハーフハイト)40MB×1 |
FDD | 外付け3.5/5.35インチFDDをコネクタボックス経由で接続 | |
フラッシュメモリ | カードスロットに装着可能(オプション) | |
ディスプレイ | 表示方式 | モノクロバックライト付きLCD |
解像度 | 640×480 | |
表示制御 | VGA(外付けCRTに同時表示可能) | |
入力 | ワイヤレスペン+タブレット 電磁誘導方式 |
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カードスロット | 1スロット標準装備(PCMCIA/JEIDA準拠) | |
拡張バス | コネクタボックスインタフェース | 周辺機器接続のためのコネクタボックス用インタフェース |
ISAバスインタフェース | ISAボード接続用インタフェース | |
通信/ネットワーク機能 | V22bisモデム,Fax/Dataモデム,10Base-T LANカードスロットにてオプションでサポート | |
バッテリ駆動時間 | 連続使用時約2時間,断続使用時約4時間 | |
外形寸法/重量 | 297(W)×224(D)×35(H)/約2kg |