【三菱電機】 MAXY

事実上の世界の標準機PC/ATをベースに,強力な日本語処理機能を持つパソコンの統一仕様「AX仕様」に基づいて開発された三菱電機のパソコンで,1988年に発表された.

ラップトップ機は,CPUに16ビットの80286(12MHz)を採用し,640KBの主メモリ(最大2.6MB),20メガバイトのハードディスクを搭載している.OSは,MS-DOS V3.21を搭載,表示装置は,AX仕様の新しい640×480ドットのモノクロ液晶ディスプレイを使用し,漢字のボディサイズは16×19ドットとなるため,行間が広くなり,読みやすい日本語表示,美しい罫線表示ができるようになった.また,8階調表示のため,カラーソフトウェアの色表示にも対応できるようになっている.また,カラーCRTを接続することで,64色中16色のカラー表示が可能である.

デスクトップ機では,32ビットの80386SX(16MHz)を採用しており,主メモリは1.6MB(最大7.6MB)で,4つの拡張スロットが用意されており,PC/ATフルサイズカードを4枚実装できる.本体サイズは,381mm(W)×382mm(D)×155mm(H)と16ビット機なみのコンパクト化を実現している.


 
MAXY(ラップトップ)MAXY(デスクトップ)