富士通のビジネス用パソコンであるFM Rシリーズ初の32ビットパソコンで,1987年9月に発表され,以下の特徴を有する.
- (1)32ビットCPU 80386(16MHz 0wait)を採用し,高性能を実現
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- FM R-60の2倍の処理速度
- 80387数値演算プロセッサ(オプション)搭載時は,最大4〜6倍高速化
- (2)グラフィックVRAM(512キロバイト)にデュアルポートメモリを採用し,グラフ処理を高速化
- (3)2メガバイトの大容量メモリを標準実装(最大10メガバイトまで実装可)
- (4)40メガバイト(平均アクセス40ms)の高速大容量内蔵ハードディスク搭載
- (5)高速性を活かすCAD,AI,技術計算アプリケーションソフトを充実
- (6)MS-DOSに加え32ビットOS 日本語MS OS/2をサポート
後に,高性能モデルFM R-70HX2(80386 20MHZ),FM R-70HX3(80386 25MHz,キャッシュメモリ 32キロバイト)などが追加された.