1987年9月,日本電気は,インテル社のマイクロプロセッサ80386を採用した32ビットパソコンPC-98XL2を発表した.同機は,また,日本で初めて日本語MS OS/2を採用したパソコンでもあった.
特長 | ||
1) | CPUにインテル社の32ビットマイクロプロセッサ80386(クロック周波数16MHz)を採用し,処理速度の高速化を図っていること.また,PC-9800シリーズとの間においてはソフトウェア,周辺機器の互換性を維持していること.さらに,16ビットマイクロプロセッサV30(クロック周波数8MHz)を搭載することにより,PC-9800シリーズとの間で互換性を完全に維持していること. | |
2) | 記憶容量としては1メガバイトの5インチフロッピーディスク2台と40メガバイトの5インチ固定ディスク1台を内蔵しているほか,増設用として,2台目の40メガバイトの5インチ固定ディスクも内蔵出きること. | |
3) | ユーザズメモリを1.5メガバイト標準実装.メモリ容量は最大14.5メガバイトまで拡張可能. | |
4) | オペレーティングシステムは日本語MS-DOS(Ver3.1)に加え,マルチタスク用OS,日本語MS OS/2も使用できる. |