1999年3月インテル社「PentiumIIIXeonプロセッサ(500/550MHz)」を最大2個まで搭載可能な高性能ワークステーション「Express5800/56Wb」が発売された.
CPUはインテル社の最新最速プロセッサ「PentiumIIIXeonプロセッサ(500/550MHz)」を最大2個まで搭載可能であった.同プロセッサは,基本性能が高いこと,マルチメディア処理の高速化を図る70個の「ストリーミングSIMD拡張命令」が利用可能であること,マルチプロセッサによる高速演算が可能であることなどから,3Dグラフィクスや画像編集,解析シミュレーションなどの用途において高い処理能力を発揮した.
チッププセットに「440GX AGPSet」を採用していること,メモリ容量が512メガバイトの「SDRAM-ECC対応メモリ」を採用していることにより,最大2ギガバイトまでのメモリ拡張が可能となった. NECが開発した高速3次元グラフィクスアクセラレータ「TE3A」を搭載したモデルにおいて,3次元描画性能の標準ベンチマークである「Viewperf CDRS-04」で156.30の高い値を記録した.
Express5800シリーズはPCサーバ,PCワークステーションなどを含むため,本機種はPCサーバとしても掲載しています.
モデル名 | Express5800/56Wb | ||
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CPU | PentiumIIIXeon (500MHz) |
PentiumIIIXeon (550MHz) |
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プロセッサ数 | 1〜2 | ||
キャッシュメモリ | 一次 キャッシュ |
32KB | |
二次 キャッシュ |
512KB | ||
チップセット | 440GX AGPSet | ||
メモリ | 標準 | 256MB | |
最大 | 2GB | ||
内蔵 ハードディスク |
標準 | 8.6GB(10,000rpm) | |
最大 | 17.2GB | ||
PCIバス | 3スロット(空き3) | ||
PCI/ISAバス | 1スロット(空き1) | ||
LANインタフェース | 100BASE-TXまたは10BASE-T | ||
本体形状 | ミニタワー | ||
サイズ(mm,W×D×H) | 216×433×452 |