【電総研】 データ駆動型コンピュータSIGMA-1

電総研は1987年にデータ駆動型コンピュータSIGMA-1の開発に成功した.これは大型工業技術開発「科学技術用高速計算システムの研究」の一環として開発された.システムのクロックは100nsで最大性能は427メガFLOPS,640MIPSに達した.128台の要素プロセッサ(PE)と128台の構造データ処理装置(SE)を持つ.機械命令の単位で並列性を発揮できる.初期実験で170メガFLOPS,200MIPSの性能が得られ,データ駆動型システムの実用性を検証した.C言語をデータ駆動向けにした言語DFCおよびDFC IIを持つ.


  
128プロセッサSIGMA-1