【日本電気】 A-VX II

 A-VX II は,性能を大幅に向上した「NECオフィスサーバシステム7200シリーズ」14機種(据置型),「同7100シリーズ」2機種(卓上型)に搭載するOSとして発売された.7200シリーズは,ワンチップの社製マイクロプロセッサIDP3Zを含む多数のLSI,高速システムバス,ファイル・RDB処理の高速化を可能にする専用ハードウェア「DBエンジン」の搭載等によりさらに性能を向上させた.システムの大規模化対応として,特に端末接続台数を汎用機並みの2,400台まで拡大した最上位モデルの製品もあった.大規模化するために,ディスクアレイ装置の採用や,ホットスタンバイ機能の提供などにより高い信頼性も実現していた.
 CASE(Computer Aided Software Engineering)技術領域では,対話形式でプログラムの設計と自動合成,資産の1元管理を行うソフトウェア開発支援システムSEA/I (Software Engineering Architecture/One)を提供した.ソフトウェアの設計はワークステーションで,自動合成と資産の管理はオフィスコンピュータで行うというクライアント/サーバ形態のソフトウェア開発支援システムSOFPIA(Software Productivity Improvement Aid),IDLTOOLを実現した(1994年6月A-VX II R3.0).


 
A-VX II RDB/EUF II(説明書表紙)A-VX II PC/WSエミュレータ(説明書表紙)