ITOS-VXのVXは,Versatile eXtended(多用途 拡張)の頭文字で,ITOS-4(V)をさらに拡張したOSとして位置付けられる.
スタンドアロンから大規模システムまでプログラムの一貫性を維持できるOS ITOS-VXを出荷.ハードウェアもマルチプロセッサを採用し性能を大幅に向上したことで大規模システムへ対応することが可能になった.
このOSを搭載したオフコンとしてNECシステム3100Aシリーズが,出荷された.
- 統合オフィスシステム“アラジン”の搭載
- データベースの活用やイメージ,音声などのマルチメディア処理を可能にした製品の要求に応え電子ファイリング,電子メールなどの各種オフィス業務を仮想オフィス上で統合処理できる統合オフィスシステムを提供.アラジンの主な機能は,
・オフィス管理機能(組織・環境・業務定義,管理機能)
・オフィスファイル機能(文書,表,グラフのファイル管理)
・オフィス電子伝票機能(EDP化されていない少量の伝票処理)
・オフィス掲示/案内機能(問合せに対する機能)
・分散オフィス機能(複数のオフィスプロセッサ間を繋ぐ)
・VIAオフィス機能(オフィスプロセッサ上に蓄積された情報をアラジンで活用)