【東芝】 TOSBAC Qシリーズ

デスクトップ機のクラスから汎用小型機のクラスまでをシングルアーキテクチャでシリーズ化した東芝のオフコン.1984年に最上位機Q-800を,翌1985年に下位機(Q-700,Q-600,Q-500,Q-200,Q-100)を発売し,シリーズ化が完成した.

従来のオフコンがデータ処理に焦点を当てていたのに比べて,Qシリーズでは,OA(Office Automation)の中核コンピュータを目指し,「オフコン」名称をやめて,「トータルOAプロセッサ」の名称を使った.

Qシリーズは以下の特長を有していた.

(1)CPUとして8Kゲートのゲートアレイを開発
(2)256キロバイトのLSIメモリ,5インチ磁気ディスク採用によるコンパクト化
(3)イメージ処理専用ワークステーションJ-5070,イメージ処理用プロセッサ,ファクシミリ通信制御機構などによる,本格的イメージ処理機能やファクシミリ送受信機能
(4)DPシリーズで完成した水平垂直分散処理機能「DPNET」を移植−TOPNET
(5)OA向き機能の提供
- OACALC3(作表計算)
- OAJDES(文書作成)
- OAGRAPH(グラフ作成)
- OADRAW(作図)

Qシリーズは,その後1961年に発売された,QシリーズEタイプ(Q-700E,Q-600E,Q-500E,Q-400E,Q-300E,Q-50E)によって継承された.QシリーズEタイプは,2万ゲートのCMOSゲートアレイによるCPUや,複数LSIを1チップに集積するスーパーインテグレーション技術を採用した.


 
TOSBAC QシリーズTOSBAC QシリーズEXタイプ