日本電気は，1988年10月，ネットワーク機能を強化したNECシステム3100Aシリーズを発表した．
同シリーズは，NECシステム3100の後継シリーズとして，大規模な基幹業務処理システムや分散処理システムの構築に適した製品群として提供された．
モデル60A以上で32ビットプロセッサIDP-2のクロック周波数を20MHzから25MHzに向上させ，モデル30A以上で高速キャッシュメモリを標準装備し，モデル40A〜60Aでアクセスタイム18m秒の高速磁気ディスク（記憶容量290MB）を増設可能にすることなどで，モデル30A以上では処理性能が3100シリーズ比で約30％向上した．また，ワークステーションの最大接続台数が240台，最大主記憶容量が72MB，最大外部記憶容量が9.6GBとオフィスコンピュータとして国内最大規模のモデル90Aを最上位機として追加し，これにより最下位機から最上位機までの性能レンジが20倍に拡大した製品であった．
| モデル30A | モデル40A | モデル50A | モデル60A | モデル70A | モデル80A | モデル90A | |
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| 発表 | 1988年10月 | ||||||
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メモリ 容量 |
1 〜4MB | 2 〜8MB | 2 〜10MB | 2 〜18MB | 4 〜32MB | 4 〜64MB | 8 〜72MB |
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磁気 ディスク |
66/130 〜130/260 MB |
130MB 〜1.29GB | 130MB 〜2.74GB |
260MB 〜 3.9GB |
260MB 〜4.16GB | 520MB 〜6.12GB | 1.2 〜9.6GB |
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カート リッジ 磁気 テープ |
30/83MB （外付け） |
30/93MB（外付け，内蔵） | 30/112MB（外付け／内蔵） | ||||
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カセット 磁気 テープ |
55MB | ||||||
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WS 接続台数 |
4/8 | 14 | 24 | 36 | 60 | 120 | 240 |
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通信 回線数 |
4 | 8 | 16 | 32 | 48 | 64 | |
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通信 能力 |
48,000 bps | 96,000 bps | 192,000 bps | 288,000 bps | 384,000 bps | ||
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サポート WS |
システム3100モデル10，N5200シリーズ，PC-9800シリーズ | ||||||
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筐体寸法 （W×D× H）mm |
500 ×470 ×160 （横置型） |
180 ×680 ×650 | 240 ×680 ×650 | 400 ×680 ×700 | 700 ×760 ×1,000 | ||
| LAN | C&C-NET BRANCH4670II（1Mbps/4Mbps），BRANCH4680（10Mbps） | ||||||
| OS | ITOS-VX | ||||||
| 言語 | COBOL，COBOL85，FORTRAN，FORTRAN77，SMARTIIEX他 | ||||||
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データ ベース |
ITOS-RDB | ||||||
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統合 オフィス システム “アラジン” |
ITOS-IOS/BF4 | ||||||
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OAソ フトウ ェアパ ッケージ |
LANPLAN5， LANFILE5， LANGRAPH5， LANWORD5， LANDESK4， LANSTAT3， LANFORECAST3， LANMAP3， LANCABINET2， LANPHONE2， LANREPO | ||||||
