【内田洋行】 USAC GXシリーズ

内田洋行の卓上型32ビットオフィスコンピュータ.32ビットMPUを採用し,エンジニアリング支援用途にも利用可能な新開発のスーパーステーションUSAC GXシリーズ 4機種が1988年10月に発表された.GXシリーズでは,同社のカマラードシリーズの特長であるスタンドアロンオフコンと上位オフコンUSAC2001シリーズのワークステーションの1台2役のコンセプトはもとよりカマラード資産(データ,プログラム)の継承を可能にしつつ,連携機能強化や開発生産性向上の他,マルチウィンドウ,マルチプロセス,マルチユーザ環境,オブジェクト指向操作といったさらなる高機能が提供された.また,USAC GXシリーズの発表に併せて,USAC2001VHシリーズもUSAC2001マネージャーシリーズにエンハンスされた.

1990年10月にはラップトップモデル(GX170LT/GX130LT)および性能向上を図ったGX-Aシリーズ(GX190A/170A/150A),ワークステーション接続専用の廉価モデル(GX90)が発表され,機種の拡充が図られた.

USAC GXシリーズ主要諸元
機種名 GX190,170,
150,130
GX90 GX190A,170A,
150A,130A
GX170LT,130LT
発表時期 1988年12月 1990年10月
CPU 130:MC68020 16MHz
190:MC68030 20MHz
MC68030 16MHz 130A:MC68030 16MHz
190A:MC68030 33MHz
MC68030 16MHz
最大主記憶容量 130:8MB
190:32MB
6MB 130A:12MB
190A:36MB
8MB
最大ディスク容量 130:330MB
190:540MB
45MB 130A:450MB
190A:720MB
130LT:330MB
170LT:405MB
内蔵フロッピィディスク 3.5インチ 1台
最大回線数 4回線 なし 4回線 2回線
その他
  • マルチウィンドウ,マルチプロセス,マルチユーザ機能
  • カマラード資産継承
  • ワークステーション接続専用廉価モデル
  • CPU性能向上
  • ラップトップ

(注)上記の諸元は発表時のもので,その後の改良で変更されている場合がある.


USAC GX-150USAC GX-90,190A
左:USAC GX-90,右:USAC GX-190A
USAC GX-170LT