【カシオ】 キャビコンO-1

キャビコンO-1(オ-1型)は,1963年に発表された.

この製品はリレー計算機にさん孔テープのリードライトも可能な電動タイプライタを組み合わせたものである.さん孔テープを介してプログラムの実行や,データの入出力が可能になり,複数のキャビコンで伝票入力などを行った後,データをさん孔テープにして,本社の電算機で集中処理するというような,連携が可能になった.またエッジカードというさん孔テープの紙幅を広げてカード形式にした媒体も扱えることから,たとえば顧客ごとにエッジカードを作り,必要な情報をパンチしておくと,伝票発行時にリーダにかけるだけで情報の入力ができ,省力化に大いに役立った.


  
キャビコンO-1