【日立】 Workstation OCR HT-419Xシリーズ

業務でのパソコン利用が普及し,OCR制御部をパソコンに置き換えての利用を実現したのがHT-4197・4195 OCRである.Windows環境で実行できるOCRパッケージ(OCR業務処理プログラム)を新たに開発し,スタンドアロンシステムとしての利用はもちろん,LAN環境下では,複数パソコンでOCR読み取り結果を確認できるマルチ修正機能を支援している.また,HT-4197 OCRはクラス最高の高性能化(A4・300字:約42枚/分)を実現している.加えて,紙送り機構の高精度化を行い,生活協同組合の注文書等で求められたスプロケット穴付きストックフォーム用紙の直接入力を可能にした.さらに,6枚綴りの複写伝票の中間紙(2枚目,3枚目等)も含めて,すべてのページが読み取れる35kg紙薄紙入力や税収納の通知書等で注目されるドライシーリングハガキ(2枚重ねのハガキ)入力を実現するため,150kg紙厚紙を業界に先駆けて支援するなど,数々の先進機能を持つ.

HT-4197・4195 OCRの諸元
読み取り文字 OCR-Bフォント,MICR(E13B),407,ゴシック,OCR-K,
ドット文字:数字,英字,プリンタ活字100種の混在読み取り可能
手書き文字:数字,英字,片仮名,記号
手書き漢字(約4,300文字種)
取り扱う帳票 A8~A3,35~150kg紙
処理速度 ドキュメントモード:最大約270枚/分(A8・活字数字10文字)
ページモード:約42枚/分(HT-4197,A4・手書き数字300字)
  ※1995年5月に約58枚/分に性能強化
      :約20枚/分(HT-4195,A4・手書き数字300字)
発売開始時期 1993年9月

1995年5月には,HT-4197 OCRの性能を大幅に向上させる機能強化を行い,業界最高速の約58枚/分(A4・手書き数字300字)の性能を実現した.


  
WorkstationOCR HT-4197・4195
(パソコン連携を実現した汎用OCR)
  

OCRの解説文では,一般社団法人電子情報技術産業協会発行の「OCRカタログ用語集(第2版)」の用語を使用しています.各用語の意味については,本用語集をご参照ください.