【富士通】 FACOM R

富士通のミニコンピュータで,1969年3月に発表された.FACOM Rは,主記憶装置としてサイクルタイム1.5μsの磁心記憶を採用,記憶容量1K語(32K語まで拡張可能,1語は16ビット),加減算速度6μsと高性能で,かつ超小型で(幅43cm,高さ28cm,奥行き59cm),低価格で高い信頼性を有していた.コンピュータ利用の多様化,オンライン・リアルタイム処理の普及につれて,データ収集,データ通信,プロセス制御,自動試験,自動制御などの用途,あるいは手元において手軽に利用できる安価で高性能な小型コンピュータのニーズに応える製品であった.


  
FACOM R