【日立】 HITAC M-840プロセッサグループ

中・小型汎用コンピュータM-840プロセッサグループは,1991年12月発表され,1992年3月から納入された.世界最高レベルの15万ゲートCMOS VLSIの開発とマルチプロセッサ技術の採用により,4倍の性能がカバーされ,大企業の部門コンピュータやオフィス環境に調和した中堅企業のホストコンピュータとして利用された.

また,業界標準LAN(CD10シリーズ),標準プロトコル(OSI,TCP/IP)の採用により,FLORAシリーズや他社のパソコンを端末として利用でき,ユーザが使い慣れたパソコン環境で,データベースを簡単に検索して加工できる.

さらに,新聞紙相当のスペース(0.34平方m)があれば特別な冷却設備が不要で,美術館並(当社従来機比で1/30の低騒音レベル)の静粛性が維持でき,オフィス環境に調和可能となった.

M-840プロセッサの概略仕様
  10 20,30,40 50,60,70,80 90
命令プロセッサ数 1 2
主記憶容量(MB) 16−48 16-64 32-256
最大チャネル数 8 12 16

  
HITAC M-840プロセッサ筐体