【沖ユニバック】 OUK9000

OUK9000シリーズは,モノリシックIC,プレーテッドワイヤメモリなど,当時,国内ではまだ開発されていなかったデバイスを採用した中・小型システムである.インターリンキングという新しい設計思想を取り入れたコンピュータで,下位機種から上位機種への互換性が確保されているばかりでなく,下位機種はそのままであたかも上位機種の入出力装置として使用できるように,ハードウェアとソフトウェアが作られていた.1967年に完成したOUK9400は,156KB/秒という高速磁気ディスク装置を最大限に活用するマスストレージオリエンテッドシステムになっていることが大きな特徴で,多重プログラミング方式の本格的なディスクオペレーティングシステムを採用した.


  
OUK9400