OKITAC5090C及びDシリーズに接続する磁気テープ装置としてOKITAC-5099(T2)が1961年5月に完成した.
続いて,OKITAC5090M型用に1962年に開発された5099T3とT4はIBM磁気テープとコンパチブルな仕様として完成し,5090Mに最大4個の磁気テープチャネル,各チャネルには最大10台の磁気テープ装置が接続された.またデータチャネルはそれぞれ独立動作を行えるため,同時に書込みまたは読出しが可能であった.
5099(T2) | 5099(T3) | 5099(T4) | |
---|---|---|---|
テープ速度 | 75インチ/秒 | 75インチ/秒 | 112.5インチ/秒 |
記録密度 | 556ビット/インチ | 556ビット/インチ | 556ビット/インチ |
テープ捲戻し速度 | 150インチ/秒 | − | − |
使用テープ | 1/2インチ幅 | 1/2インチ幅 | 1/2インチ幅 |
トラック数 | 7 | 7 | 7 |
リール径 | 10.5インチ | 10.5インチ | 10.5インチ |
リールハブ | IBMまたはNARTB型 | IBM | IBM |
テープ長 | 2400フィート | 2400フィート | 2400フィート |
テープ起動時間 | 2.5ms以下 | 3ms以下 | 3ms以下 |
テープ停止時間 | 1.5ms以下 | 1.5ms以下 | 1.5ms以下 |
情報伝送速度 | 41.7k文字/秒 | 41.7k文字/秒 | 62.5k文字/秒 |
テープエンド検出 | 反射型または導電箔による短絡型 | 反射型または導電箔による短絡型 | 反射型または導電箔による短絡型 |
外形寸法 | W560×D680×H1860mm | − | − |
電源 | AC100V 50c/sまたは60c/s | − | − |