【日立】 H-8453 オープンリール磁気テープ装置

国内他社に先がけて,1600BPI磁気テープ装置が1969年5月に完成した.
この装置は,従来日立製作所で生産されている装置の2倍の記録密度を持つもので,磁気テープ1巻当たりの記憶容量が従来の800BPIの2倍の約40メガバイトになり,テープ巻数の削減を実現した.仕様を解りやすく表現すると,1巻732mの磁気テープに1600BPIの記録密度(1mm当たり約63文字)で情報を記録し,毎秒12万字の速さで情報の処理(読み書き)が出来る.

H-8453/8451磁気テープ装置の主な諸元
形名 H-8453 H-8451
使用磁気テープ 1/2インチ幅,2400フィート長
トラック数 9
記録密度(BPI) 1600
テープ速度(インチ/秒) 75 37.5
データ転送速度(KB/秒) 120 60
テープ駆動方式 シングルキャプスタン,真空コラム方式
デッキ数/台 2

  
H-8453 オープンリール磁気テープ装置