本装置は,5.25インチ径の円板を使用したOEM向け大容量ディスク装置として発売された.
高密度記録の為,スパッタディスク/薄膜ヘッドを組合せ,ヘッド浮上量も比較的高い状態で実現できた.
また,エレクトロニクスとしては2CPU搭載にて制御マイクロ処理を高速化し,高性能化を図った.
これらの技術により,装置の信頼性は飛躍的に向上し,従来同時に実現することが難しいとされた高信頼且つ高性能/大容量ディスクの評判を勝ち得た.
しかしながら,サーバ系システムメーカ全体は時代の趨勢としては,より小形の3.5インチHDDに向かいつつあり,本装置を最後に5.25インチ系のHDDは幕を閉じることになった.
| 完成時期 | 1990年 |
|---|---|
| スピンドル当り記憶容量 | 1.65 GB |
| BPI | 48.5KBPI |
| TPI | 1.95KTPI |
| 面記録密度 | 95 MB/ inch² |
| 円板サイズ/枚数 | 5.25inch |
| ヘッドタイプ/アクチュエータ当り本数 | 軽荷重薄膜ヘッド |
| 平均アクセス時間 | 13.5ms |
| ディスク回転数 | 3,600rpm |
| データ転送速度 | 3MB/s |


