本ディスク装置は5.25インチ径の円板を使用し,ボイスコイルモータ/サ-ボトラック方式を採用した.
これらの技術により,平均シーク時間は従来機の1/3である30ミリ秒と大幅に短縮された.
円板は大形ディスクで培った塗布型ディスク技術を5インチサイズに適用し,高記録密度/高信頼性の両立を図り,当時他社では塗布型ディスクのヘッドクラッシュ問題を解決できず問題多発の中で,本装置は市場の評価が高かった.5インチサイズのディスク装置としては,本装置を皮切りに継続的に容量エンハンスを行い,4世代続くこととなった.
| 完成時期 | 1983年 |
|---|---|
| スピンドル当り記憶容量 | 51 MB |
| BPI | 9,340BPI |
| TPI | 784TPI |
| 面記録密度 | 7.3 Mbit/inch² |
| 円板サイズ/枚数 | 5.25inch/4枚 |
| ヘッドタイプ/アクチュエータ当り本数 | 軽荷重MnZn/8本 |
| 平均アクセス時間 | 30ms |
| ディスク回転数 | 3,600rpm |
| データ転送速度 | 0.63 MB/s |


