NEAC-2203

NEAC-2203

NEAC-2203


製造年 1961年
製造者 日本電気(株)
所有者 東海大学
史料所在地 〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1 東海大学
公開情報 公開中
照会先 総合情報センター Tel.0463-58-1211 http://www.u-tokai.ac.jp/

 NEAC-2203は本格的な事務処理を目的とし,NEAC-2201をベースにして日本電気(NEC)が開発し, 1959年5月に第1号機を納入した.1959年6月にパリで開催されたオートマス(AUTOMATH:ユネスコ主催の情報処理国際会議)の展示会にて,NECはトランジスタコンピュータとして世界で初めてNEAC-2201を実演展示した.NEAC-2201ではクロック発振器,電源,磁気ドラム装置の周辺回路に真空管が使われていたが,NECはNEAC-2203ではこれらの真空管すべてをトランジスタに置き換え,演算方式として固定小数点方式のほかに浮動小数点方式を追加し,記憶装置は磁心(240語),高速磁気ドラム(2キロ語,10,000回転/分)および磁気ドラム(10キロ語,1,500回転/分,10台まで)の3段の階層を構成した.NEAC-2203ではEDPS(Electronic Data Processing System)を指向して周辺装置ならびにその制御方式の開発に力を注ぎ,カード読取装置,カード穿孔装置,ラインプリンタ,磁気テープ装置などを開発接続した.NEAC-2203は割込み機能がついており,入出力と演算の同時並行動作を行うなど,時分割により3個のプログラムを走らせることができた.NEAC-2203は,当時としては驚異的ともいえる30台が出荷され,各分野で活躍した.