製造年 | 1978年〜1980年 |
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製造者 | シャープ(株) |
所有者 | 京都コンピュータ学院 洛北校 |
史料所在地 | 〒601-8407 京都府京都市南区西九条寺ノ前町10-5 京都コンピュータ学院 京都駅前校内(京都コンピュータ学院KCG資料館) |
公開情報 | 公開中(要予約) |
照会先 | 総務部 Tel.075-762-2030 https://www.kcg.ac.jp |
MZ-80Kは,初期の代表的な8ビットパーソナルコンピュータの機種のひとつで,1978年にシャープにより開発され,技術者トレーニング用のセミキットの形で製品化された.オールインワン設計で,本体,ディスプレイ,キーボード,テープレコーダを一体の構造とした.CPUにはZ80を使用,RAMを20KB搭載し,キーボードは角型スイッチをマトリクス状に配列した.ディスプレイは10型CRTで,40×25文字のテキスト,グラフィックキャラクタを使用した80×50ドットのセミグラフィック表示が可能であった.BASICインタプリタをROMに搭載せずに,カセットテープからRAMに記憶させる方式 (「クリーンコンピュータ」方式)を採用し,自社のみならずサードパーティからも提供されるOSや言語が利用可能であった.プログラムにより時刻表示や3オクターブの音を出すことが可能であった.初期の8ビットパソコン御三家の1つとして人気を博し,後継機とともにMZシリーズを形成した.