OKITAC 5090C

OKITAC 5090C

OKITAC 5090C


製造年 1962年
製造者 沖電気工業(株)
所有者 専修大学情報システム課(情報科学センター)
史料所在地 〒214-8580 神奈川県川崎市多摩区東三田2-1-1 
専修大学生田キャンパス9号館4階情報科学センター
公開情報 公開中(要予約)
照会先 情報システム課(情報科学センター) Tel.044-911-1237
https://www.senshu-u.ac.jp/isc/
https://www.senshu-u.ac.jp/news/20171109-02.html

 プロトタイプとして開発されたOKITAC 5080の成果を反映して開発されたOKITAC 5090はまずA型が1961年に完成,その後1963年までの間にシリーズとして6機種が開発された.当時,国産機のほとんどが磁気ドラムであった主記憶装置に磁気コアメモリを用い,スタティック回路方式を採用したトランジスタ型のコンピュータである.
 OKITAC 5090は当時大きな市場であった大学を中心にベストセラーとなったが,その理由は磁気コアの採用で処理を高速化できた,入出力装置とのインタフェース部にバッファメモリを用いないで効率よく高速入出力装置が接続できた,豊富な入出力装置とりわけ高速ラインプリンタがあった,などと言われている.磁気コアメモリの採用にあたっては,東京大学,元岡達の研究成果にあずかるところが大きかった.
 認定対象のシステムはOKITAC 5090のC型で,主記憶4,096語(数値語は10進法12桁/語,命令語は2命令/語のペアオーダ式),演算速度は固定小数点数加減算0.4ms,浮動小数点加減算0.7〜1.4ms,入出力装置として電動タイプライタ,光電式紙テープリーダ,高速ラインプリンタ,磁気テープ装置などを備えている.
 このシステムは1962年に開設された専修大学経営学部の授業で使われた後,役目を終えて永年倉庫に保管されていたが,2001年に現在の情報科学センター受付前に展示された.