NEACシリーズ2200モデル500論理パッケージ

NEACシリーズ2200モデル500システム(「大阪大学大型計算機センター十年誌」より引用)

NEACシリーズ2200モデル500システム(「大阪大学大型計算機センター十年誌」より引用)


NEACシリーズ2200モデル500の論理パッケージ

NEACシリーズ2200モデル500の論理パッケージ


製造年 1965年
製造者 日本電気(株)
所有者 日本電気(株)
史料所在地 〒183-8501 東京都府中市日新町1-10 日本電気(株) 府中事業場
公開情報 原則非公開(応相談)
照会先 システムプラットフォーム企画本部 Tel.042-333-1277

 日本電気は,1966年10月,国産機で初めてモノリシック集積回路(IC)を全面的に採用した大型機NEACシリーズ2200モデル500を完成した.
 ICとしてはCTL(Complementary Transistor Logic)を用いており,個別部品を用いた場合に比して装置の大きさは1/3〜1/6に小型化され,信頼性は10倍以上改善された.NEACシリーズ2200は当時技術提携していた米国Honeywell社の技術を導入して開発されたが,モデル500は日本電気の独自設計であり他のモデルの有する機能以外に種々の機能を追加し,大規模IDP(Information Data Processing)システム,リアルタイムシステムに適した中央処理装置として開発された.
 NEACシリーズ2200のモデル400以下は文字単位で主記憶装置をアクセスしているが,モデル500はサイクルタイム1.5μsで8文字同時にアクセスすることにより,論理部から見た実効的メモリのサイクルタイムが向上している.命令の先取制御,演算と入出力の同時動作などが採り入れられ,また,割り込み機能も強化している.
 最大記憶容量524,288字,浮動小数点除算で18.0μsである.現在保存されているのは中央処理装置に使われていた全IC化論理パッケージである.