東京大学生産技術研究所微分解析機(トルク増幅機などの構成部品)

トルク増幅機

トルク増幅機


加算機

加算機


曲線追尾用光学ヘッド

曲線追尾用光学ヘッド


製造年 1953~1955年
製造者 東京大学生産技術研究所
所有者 東京大学生産技術研究所
史料所在地 〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学生産技術研究所
公開情報 公開予定
照会先 生研二工歴史資料室 Tel.03-5452-6730 hyoda@iis.u-tokyo.ac.jp(@を半角にしてください)

 我が国では,東京帝国大学航空研究所(以下,航空研)において微分解析機の研究が行われ,最初の試作機が1942年に製作された.戦後,東京大学生産技術研究所(以下,生産研)がその研究を引き継ぎ,整備改良を行った.この経験をもとに,生産研において渡辺勝,三井田純一らにより,より大型高精度の微分解析機の開発が進められた.
 本装置の設計にあたっては,高精度,十分余裕を持った容量,使用の便利さ,自動化に特に注意が払われ,動力伝達機構については,実用性の観点からトルク増幅機が採用された.1951年から東京計測機製作所,生産研試作工場などにより製作が行われ,1953年にまず積分機4台,入力卓,出力卓各1台を含む部分ができ上がった.1955年には,積分機8台,入力卓3台(うち2台は自動追従装置),出力卓1台,加算機9台,連結装置からなる構成が完成し,ロケット軌道計算など種々の実用計算に使用された.積分機の精度は0.03%で,これは当時世界最高水準にあった.
 本装置そのものは現在残されていないが,主要構成部品であるトルク増幅機1台,加算機1台,曲線追尾用光学ヘッド1台が,生産研歴史アーカイブに保存されている.