NEAC-1101


NEAC-1101

NEAC-1101


製造年 1958年
製造者 日本電気(株)
所有者 日本電気(株)
史料所在地 〒183-0036 東京都府中市日新町1-10 日本電気(株) 府中事業場
公開情報 原則非公開(応相談)
照会先 システムプラットフォーム企画本部 Tel.042-333-1277

 日本電気は,1958年3月,同社初のディジタル計算機NEAC-1101を完成した.同機は,1954年に後藤英一が発明したパラメトロンを用い,日本電気が独自に考案した1ターン形トランス結合方式の採用により完成した.また,この計算機は科学技術計算用を指向し,日本で初めて浮動小数点演算方式を採用した計算機で,10進7桁の浮動小数点演算ができた.パラメトロンの使用数は3,600個,命令は29種で,加減算が平均3.5ms,乗除算が平均8.0msの性能であった.記憶装置はフェライトコア(交流2周波法による磁芯マトリックス方式)を採用し,記憶容量は256語(32桁構成)であった.入出力装置としては,紙テープリーダ(600字/分),紙テープパンチ(600字/分),タイプライタ(400字/分)を備えていた.NEAC-1101は,その後,記憶容量を512語に倍増するなどの強化が行われ,同社研究所の科学技術計算に約8年間にわたって使用された.この計算機の開発成果はその後の日本電気におけるパラメトロン式計算機の開発に大きく貢献した.