リレー式計算機 AL-1 型

リレー式計算機 AL-1型

リレー式計算機 AL-1型


製造年 1962年
製造者 カシオ計算機(株)
所有者 電気通信大学UECコミュニケーションミュージアム
史料所在地 〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1 電気通信大学UECコミュニケーションミュージアム
公開情報 公開中(要予約)
照会先 電気通信大学UECコミュニケーションミュージアム Tel.042-443-5296

 カシオ計算機は,1956年暮れにリレー式計算機の試作を完成させ,1957年に「14-A」を商品化,1959年には平方根の計算ができる「14-B」を発売した.1960年には,科学技術計算用にプログラムの交換もできる「301」を開発した.「AL-1」はその後継機に相当するもので,10進計算機で,基本演算は四則演算と開平,数値は10桁,数の内部表現は2-5進法である.変数は10桁1組が記憶でき,定数は10桁2組記憶できる.ディスプレイにはニキシー管を使用している.歯数60の樹脂製歯車6枚のユニットでユーザ自身が6ビット58ステップのプログラムを組み,あらかじめセットされた計算手順で自動的に計算が行える.このユニットは取り外しが可能で,複数の計算手順を必要に応じて入れ替えることができる.使用したリレーは約500個,本体の寸法は110×113×42(cm).当時の価格は,995,000円.  「AL-1」は√ 記号を追加したテンキー方式を採用した計算機で,その後の電卓誕生につながった製品であり,その発達の過程を示すものとして,国立科学博物館主催の2014年度重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録されている.電気通信大学が所有する「AL-1」は,動作可能な状態で保存されている.