MARS-105用座席予約端末装置

MARS-105用座席予約端末装置

MARS-105用座席予約端末装置


製造年 1975年
製造者 (株)日立製作所
所有者 日立オムロンターミナルソリューションズ(株)
史料所在地 〒488-8501 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 日立オムロンターミナルソリューションズ(株)
公開情報 原則非公開(応相談)
照会先 人事・法務部庶務課 Tel.0561-54-7440

 日本国有鉄道(現・JR)における座席予約システムは,MARS-101から104システムまで発展を遂げ,それらの機能を包含,拡張するシステムとして,MARS-105システムが開発された.
 端末装置は操作制御卓と印刷発行機からなり,操作制御卓は操作盤と制御部から構成されている.従来の端末装置は,リレー制御が主で操作盤と制御機とは別筐体であったが,制御部にICを採用することで小型化を図り,操作盤と一体にしたデスク形となった.中央装置との伝送速度は200ビット/Sであった.操作盤は,乗車日,列車名などの入力を行うテンキー,フルキー,ページの3種の入力機構と,表示ランプを備えていた.操作性を重視し,特にページ入力機構に特徴があった.縦10,横16の計160個のピン挿入穴をマトリックス上に並べたボードに,10ページからなるブック形の表示板を取り付けたもので,1,600種の情報を収容することができた.情報入力は,所望のページを開き情報対応の穴にピンを差すことによって行われた.また永久磁石を内蔵したピンを用いて封入型接点を磁力で動作させる方式により,信頼性の向上が図られた.
 本端末装置は,1972年9月から運用に入り,座席予約の利便性向上に貢献した.
 1975年製造の装置が,日立オムロンターミナルソリューションズ(旧・日立製作所旭工場)に保存されている.