HITAC 5020および関連部品

HITAC 5020 チャネル部筐体

HITAC 5020 チャネル部筐体


HITAC 5020 コアメモリスタックプレーン

HITAC 5020 コアメモリスタックプレーン


製造年 1964年
製造者 (株)日立製作所
所有者 (株)日立製作所
史料所在地 〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1
(株)日立製作所 神奈川事業所内
公開情報 原則非公開(応相談)
照会先 https://www.hitachi.co.jp/products/it/portal/museum/

 科学技術計算あるいは科学的経営計算を主な目的とし,事務計算にも適するよう設計,製造された国産初の大型汎用コンピュータである.素子にトランジスタを用いた第2世代機で,日立製作所独自の技術によって開発された.当時主流であった米国製計算機並みの処理能力を持ち,国産計算機の一時代を画した.
 1960年4月,東京大学の真空管式計算機TACの中心的設計者であった村田健郎と中澤喜三郎が日立製作所に入社し,HITAC 5020の開発が始まった.1961年から設計が開始され,1963年に第1次の試作が完了した.その後チャネルの設計試作が行われ,1964年システムとしての試作が完了,1965年製品第1号機が京都大学に納入された.
 関連部品として,次のものが保存されている.

  • コアメモリスタック
  • コアメモリスタックプレーン
  • 遅延線を含んだフリップフロップ
  • フリップフロップ
  • メモリ用センスアップ回路
  • 遅延線レジスタ