FACOM 201

パラメトロン論理素子を用いた電子計算機 FACOM 201

パラメトロン論理素子を用いた電子計算機 FACOM 201


製造年 1960年
製造者 富士通信機製造(株)(現・富士通(株))
所有者 東京理科大学
史料所在地 〒162-8601 東京都新宿区神楽坂1-3 東京理科大学近代科学資料館
公開情報 公開中
照会先 東京理科大学近代科学資料館 Tel.03-5228-8224  http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/

 1957年(昭和32年),初のパラメトロン計算機MUSASINO-1が日本電信電話公社(現・日本電信電話)の電気通信試験所で開発された.当機はその改良実用機であるMUSASINO-1Bの商用機(FACOM 201)として富士通信機製造が製造し,1960年(昭和35年)7月,東京理科大学に納入された.
 日本で開発された独自の演算素子「パラメトロン」は,真空管からトランジスタへ移行する時期において,安価で信頼性が高い論理素子として多くの国産コンピュータに採用され,技術遺産としての価値を有する.当機にも約6,000個のパラメトロンが使用されている.
 当機は東京理科大学においてさまざまな科学計算に加え,小型ロケットの「個体推進薬の内面燃焼方式に対する形状特性」やプリンス自動車(現・日産自動車)の「自動車車体構造強度理論解析」などの研究開発に利用された.また,コンピュータの実用技術教育に使用され,多くの技術者の養成に貢献した.
 当機は貴重な史料として,入出力装置を備えた使用当時そのままの状態で,東京理科大学近代科学資料館に保存・展示されている.