UNIVAC120

UNIVAC120

UNIVAC120


製造年 1954年
製造者 レミントン・ランド社
所有者 東京理科大学
史料所在地 〒162-8601 東京都新宿区神楽坂1-3 東京理科大学近代科学資料館
公開情報 公開中
照会先 東京理科大学近代科学資料館 Tel.03-5228-8224  http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/

 「UNIVAC120」は,アメリカのレミントン・ランド社が1950年に完成させた世界初の真空管による論理回路を用いた商用電子計算機「UNIVAC I」を原型とする機種である.
 システムは,カード読取穿孔装置(90桁カードの穿孔処理スピード150枚/分)と演算装置で構成されており,記憶装置には冷陰極放電管を使用し,120桁・60行のデータを記録することができた.プログラムは電子管式パッチパネルによるアドレス方式によるもので,2面のプラグ・ボードで行った.演算速度は加減算が10ミリ秒,乗除算が50ミリ秒と当時では驚くべき速さであった.
 本機は1955年に大型の商用コンピュータとして初めてアメリカから輸入された第1世代コンピュータであり,国内初の商用電子計算機として1955年2月に野村證券(株)に納入され,株式売買などの業務に8年間使用された.その後,野村證券電子計算部から独立した野村電子計算センター(現・野村総合研究所)に引き継がれ,2012年に同社が50周年を迎えるに先立ち,東京理科大学に寄贈された.
 昭和30年代,UNIVAC120の登場により,我が国のPCSによる事務の機械化が急速に進み,日本のコンピュータ時代の幕開けとなった.