TOSBAC-1100D

TOSBAC-1100D

TOSBAC-1100D


製造年 1966年
製造者 東京芝浦電気(株)(現・(株)東芝)
所有者 京都コンピュータ学院 洛北校
史料所在地 〒601-8407 京都府京都市南区西九条寺ノ前町10-5 
京都コンピュータ学院 京都駅前校内(京都コンピュータ学院KCG資料館)
公開情報 公開中(要予約)
照会先 総務部 Tel.075-762-2030 https://www.kcg.ac.jp

 TOSBAC-1100Dは,東京芝浦電気(現・東芝)が開発したTOSBAC-1100シリーズのモデルの1つである.このシリーズは初期のオフィスコンピュータに位置づけられ最初のモデルは1963年6月に発表され,TOSBAC-1100Dモデルはその翌年1964年4月に発表された.
 紙テープにせん孔されたプログラムを一命令ずつ読み込んで実行するいわゆる外部プログラム方式を採用し,その主要内部素子にはトランジスタ,ダイオード,磁気コアを用いた.機器構成は,タイプライタ,プロセッサ,プログラムリーダ(紙テープ読取装置),データパンチ(紙テープさん孔装置),データリーダ(紙テープ/エッジカード読取装置)である.
 中小企業での導入のし易さを狙いレンタル月額を当時の事務員の1人の人件費を意識した7万7千円に設定した.また,使用条件も一般の電子計算機よりも許容範囲を広くとり,温度は20±15℃,電源は電圧100±10ボルト,周波数50Hz/60Hzであった.